西日本自転車旅 21日目

2022年6月12日

 

●「ゲストハウスあがえ」の大野さんに朝食は近くの「笑路茶屋」で、と勧められていたので、7時5分に来店。時間的にモーニングセットのみなので食パンとサラダと卵、そしてオレンジジュースが出てくる。女の人の定員も感じのよい人で店内はカーペンターズの曲が流れており、良い雰囲気であった。

 

●「ゲストハウスあがえ」を9時に出発。昨日の大雨は嘘のように、晴天になった。「熊野古道巡り地図帳」をいただき、改めて歩いて古道歩きをしたいと感じた。

 

●311号線に戻り、しばらくは緩い坂道を登り、9時15分「道の駅 熊野古道中辺路」に到着。売店で「草餅3個入り」を購入し、お腹の足しにする。

 

中辺路町大川から富田川沿いにひたすら進む。「冨源神社」の隣の「忠魂碑(ちゅうこんひ)」の石碑。忠魂碑とは、日清戦争日露戦争などの戦争に出征し戦死したその地域出身の兵士の記念のための碑であるようだ。

 

●11時5分、「熊野古道館」と「滝尻王子」の到着。藤原定家の熊野御幸記にも出てきたが、「滝尻王子」とは熊野の聖域のはじまりとされている王子である。この滝尻王子から東に進み、本宮大社、速玉大社、那智大社、新宮と歩いて熊野古道を巡りたい。自転車では古道を進むのは山道でもあるため、難しいようだ。

 

●「熊野古道館」は、狭い建物内であるが、改めて熊野古道について深く知ることができた。「吉野・大峯」「熊野三山」「高野山」を3つの山岳霊場という。そして多くの参拝者が列をなして進んだので、「蟻の熊野詣」と呼んだ。

 

●そして、「滝尻王子」は格式が高い五躰王子の1つとされ、藤原宗忠(むねただ)が「中右記(ちゅうゆうき)」という日記に、「初入御山内」と書いている。

 

●「本宮大社」「速玉大社」「那智大社」を熊野三山熊野三所権現)ともいう。3つの大社は祀られる神が異なる。「本宮大社なら「阿弥陀如来」」「速玉対大社なら「薬師如来」」「那智大社なら「千手観音」」である。

 

●「ねむの木食堂」で食べようと思ったが、休日ということもあり、車でのお客さんで駐車場が一杯であり、断念。すぐ近くに「清姫墓所」があり、安珍清姫の物語という熊野詣で最も有名な話だそうだ。下の富田川に下りれるようで、富田川の画像を転載。

 

●さて、このまま311号線を下って田辺方面に行くが、Escape RX3の自転車に違和感がはっきりしてきた。後輪のタイヤで膨らんだ箇所が増えてきたのだ。この場所で一番近いジャイアントストアと言えば「ジャイアントストア 南紀白浜店」なので明日持っていこうと店に電話をして連絡。詳細は見てみなくては分からないとのこと。

 

●田辺大塔辺りの311号線で、妙な建物が富田川向こうの山の上に発見。google mapでは、「天爽会(てんそうかい)」の建物らしい。その左側に「宗教法人天爽会御聖地」と看板がある。

 

●「いちのせバッティングセンター」があったので、久しぶりにバッティングをしてみる。200円1コインで25球だった。ヒット性の当たりが1球、そして特に高めの球のほとんどを空振りした。

 

●14時45分に「道の駅 くちくまの」に到着。食堂で「コロッケ」と「他人丼」を食べる。そして、Escape RX3のタイヤの違和感として膨らみが3つになり、相当やばい状態になった。

 

●今夜泊まるところは田辺市の「ICHIE(一会) cafe」である。以前の和歌山自転車旅でも田辺市ではここにお世話になり、再び行きたくなったからである。田辺市街には、42号線を少し北上し、31号線を北西に行く。15時38分、42号線の途中でついにEscape RX3の後輪が破裂した。リュックの重さもあり、後輪に負担がかかっていたのは間違いはない。仕方がないので、押して田辺市街を進む。

 

●17時、「ICHIE cafe」に到着。前にもお世話になった「野地眞由美さん」に出会い、店の中も懐かしく感じた。前に泊まった部屋と同じ部屋で手続きをする。実は、前日の「ゲストハウス あがえ」の大野さんから野地さんに私のことで連絡のやりとりがあったそうだ。

 

●もう一つ楽しみにしている飲み屋「とっくり」は今日はお休みであった。なので野地さんにもう一つのおすすめ飲み屋「かんてき」を紹介してもらい今日はそこに行くことにした。Escape RX3は明日何とかして考えることにした。

 

●「かんてき」は田辺駅周辺で18時30分に入る。予約をしてないと入れないはずが、1人分席を作ってくれて入ることができた。運が良いのかもしれない。カウンターの一番右端に座り、その右に本日のおすすめがホワイトボードに書いてある。他の客の関西弁での会話も楽しそうだ。

 

●おすすめは「もちカツオ」と聞いていたので、それと生ビール(黒生)を注文。もちカツオは7切れがしその上、さらに下に刻み大根とみょうが、左にしょうがのおろしがある。食べてみると本当にモチモチしていて、カツオのしみ込んでいる味が深い。しかも生臭さは全然ない。

 

●次の酒は「さいかのさと」日本酒ワンカップを注文。和歌山の食べ物や飲み物はすべてがうまく感じるから不思議だ。人の情というか親切さが食も飲みもうまく感じさせるのかもしれない。

 

●カウンター上のメッセージに数々に「ウツボにハマった Youはドツボ!!」とある。さらにほたての貝殻にもメッセージもあり、面白い。「ゲスでもブスでもババアでもいい~たぶん帰りはそっとかえるかなァ~シメシメ」とは意味が分からないが。

 

●牛すじ煮込みは、刻みねぎと赤い線状のものと一緒に食べる。カウンターの向かいの客にすすめられた「エビ団子」は不思議な味で何が入っているんやろ?と関西弁になってしまう。まあ、結構酔いがまわっている気がする。

 

●3本目の酒は焼酎「神の川」のお湯割りを飲み、ビール、日本酒、焼酎の3種類である。最後に店を出るとき、チップスターやお菓子までもらってしまった。ええところや田辺は!

 

●そのまま何とかカフェに帰り、そのまま布団で爆睡したのは覚えている。明日のことは明日考えよう。