「いいか・・・山を登ることなんて簡単だ。五体満足な肉体と1歩1歩歩く気力さえあれば誰でもできる。ただほとんどの人間はそんなことさえしない、やろうとさえしない。できないやらない理由だけを探し、行動さえしない。実物な山でさえ登りきれない奴が・・・人生に起きる山を登りきれるわけないだろう!」
・場所は、静岡県伊豆の国市そして伊豆市。そこから修善寺駅から県道80号線熱海大仁線を経て、伊東市に向かうことになる。
<2023年5月17日>
小さい店ながら、良い空間、雰囲気の良い空間、と感じ出発してすぐだが寄ってみた。
・メニューを見て注文したいと直感的に思った「チャイ」。インドの飲み物ということは知っている。沢木耕太郎の「深夜特急1」で、まずはじめにプロローグとしてインドのデリーが舞台であった。1泊140円の安宿、1ドルあればどうにか一日が過ごせてしまう。日がな一日中特に何もすることがなく、近所の安食堂に行き、倹約のため朝食はチャイ1杯で済ます。チャイ1杯7、8円・・・そのようなインドでの過ごし方の描写からはじまる。
・なので、チャイを飲んでみたくなった。そのような理由である。本場インドのチャイほど甘くはなく、より甘さが欲しいならと言われたが、ちょうど良い甘さのチャイであった。
店の人も忙しくもゆとりがありそうで、なんとなくずっといたい、と思わせる空間のカフェであった。軽く私の旅の詳細の話で弾んだ。
道端の気になった色とりどりの花々
・「K‘s house Ito Onsen」(静岡県伊東市)
入り口からの中
中から伊東大川の風景が見える
・伊東市のゲストハウス・・・事前に得た情報では日本人よりも外国人の方が多い・・・実際に泊まってみてその通りだと感じた。私の泊まった相部屋も3人のうち2人も外国人だった。1階の談話室?にも、覚えている限りはフランス人、ドイツ人の男女。本当に日本ではなく、そのゲストハウス内がよその外国に来たように感じた。
・さて、ここからおそらくこれからの旅のある意味一番の目的「世界中の人と知り合い、友達や仲間をつくる」最初の一歩になるのでは?と感じたエピソードである。
・台所で夕食の準備をしていると、台湾出身の女性(確か70歳代)Lee yuehさんが話しかけてきた。私が今のところ英語はほぼ分からない。だが、私が日本人だと知ると下の画像の談話室で私と話したいという希望を読む取ることができた。入り口から奥にある談話室でLeeさんと主に「紙に英語や日本語を書きながら、お互いの言いたいことや意志を伝えあう」形で、なんとか話し、お互いのメールアドレスを伝え合うこともできた。私の本ブログも見てほしかったが、日本語オンリーのためLeeさんは分からないということ。いずれ「英語のブログを書いたらお伝えする」と伝えて、台湾人Leeさんと交流をするきっかけをつくることができた。今後、Leeさんとの交流はどうなっていくのか分からないが、深めていきたいと思っている。
・このような国際的な交流は、まったくの偶然であるが、心の奥底で願望をしていたことが現実に起こったということは、いよいよ国際的交流をするべき時・・・という神様のお知らせなのかもしれない。
<2023年5月18日>
・甲武信ケ岳では、朝食なし空腹状態での登山で足ですら動かすのに一苦労などのひどい目にあった教訓を生かし、朝食(ジャガイモ、たまねぎ、にんにくスライス、パセリ、ペンネ、ライスパスタをコンソメスープで煮たもの)をしっかり作って腹ごしらえをする。これからも特に登山をする日の朝食はしっかり腹ごしらえをして臨むつもりだ。これが失敗から学ぶフィードバック(振り返り、改善)である。
・伊東駅からバスで、天城山の登山口「天城縦走登山口」に向かう。
万次郎岳から万三郎岳(最高峰)を渡り、再び縦走路入り口に帰ってくるルートとする。
・コースはオーソドックスであるが、暑いくらいの陽気で何より虫(ブヨ)が身体にまとわりついてくる。虫よけスプレーを忘れてしまったのを後悔する。
四辻到着。左に行き、万次郎岳をまず目指す。
万次郎岳山頂
万次郎岳から見える東伊豆町あたりの風景
馬の背から見る万三郎岳。これまでも一番目にするピンクの花のシャクナゲ。
まったく開けていない登頂の万三郎岳山頂に到着。自転車ライダーの姿で登山を行うのはもう定番になっている。
・このあと無事にバス停まで戻り、再び伊東駅へ。K’s houseでもう1泊の予定である。